特大ホームランに大谷翔平「いい眺めだった」…ミスター・ジューン本領、打率も本塁打もOPSもトップ

エンゼルス戦の3回、特大の23号2ランを放ち打球の行方を見つめる大谷翔平(22日)=AP

 米大リーグ・ドジャース大谷翔平は22日(日本時間23日)に行われたエンゼルス戦で3試合連続ホームランとなる23号2ランを放った。例年6月は好調な大谷。今年もこれでホームランは9本、打率も3割を超えるなど、ミスター・ジューンの本領を発揮している。(デジタル編集部)

 この日の大谷のハイライトは三回だった。無死一塁で打席に入ると真ん中付近に来たスライダーを完璧にとらえた。打球は右中間席の上段に吸い込まれた。

 大谷は、6月前半は好調とも言えなかった。5月31日に3割2分6厘あった打率は15日には3割5厘まで落ちた。本塁打は3本放っていたものの、物足りない成績だった。

 ところが16日のロイヤルズ戦で2打席連続本塁打を放つと、その打棒に火がついた。以降の7試合で27打数13安打6本塁打。7試合連続安打で打率は3割2分1厘まで跳ね上がった。6月に入り0・9台に落ちたOPS(出塁率と長打率を足した打者の指標)も再び1を超えてリーグ1位に立っている。本塁打数も2位のオスナ(ブレーブス)に2本差をつけトップ、打率も2位のプロファー(パドレス)を1厘上回って首位だ。57打点は3位で、トップと7差。このペースなら三冠も射程圏内と言える。

 試合後、現地の放送局のインタビューに応じた大谷はこの日の打球速度186キロ、飛距離140メートルの特大弾について尋ねられると「打球速度的には素晴らしい打球だった。いい角度で、いい眺めだった」と答えた。ア・リーグ最優秀選手2度のスーパースターも自画自賛する完璧な当たりと、好調ぶりだ。

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