ヤンキース、3連敗で61年ぶり屈辱まで崖っぷち 120回目のワールドシリーズで奇跡を起こせるか
NEW YORK, NEW YORK - OCTOBER 28: Clarke Schmidt #36 of the New York Yankees reacts after a strikeout against the Los Angeles Dodgers in the second inning during Game Three of the 2024 World Series at Yankee Stadium on October 28, 2024 in the Bronx borough of New York City. (Photo by Alex Slitz/Getty Images)
● ヤンキース 2-4 ドジャース ○
<現地時間10月28日 ヤンキー・スタジアム>
ニューヨーク・ヤンキースがドジャースとのワールドシリーズ第3戦に敗戦。シリーズ成績0勝3敗となり、15年ぶりの大舞台で早くも崖っぷちに立たされた。
2連敗で本拠地に戻ったヤンキースだったが、先発右腕クラーク・シュミットが誤算となった。初回、1番大谷翔平にストレートの四球を与えると、3番フリーマンに3戦連発となる右越え2ランを被弾。3試合続けてドジャースに先制を許した。3回表にも先頭打者への四球から一死二塁のピンチを招き、2番ベッツの適時打で失点。3回途中3失点でマウンドを降りた。
打線は3点を追う4回裏、4番ジャンカルロ・スタントンが右腕ビューラーからこの試合初安打となる左翼線二塁打を放ち、一死二塁のチャンスを作った。5番ジャズ・チザムJr.は右前へライナー性の打球を運ぶも、右翼手ベッツが好捕。続く6番アンソニー・ボルペは左前安打を放ったが、左翼手テオスカー・ヘルナンデスの好返球により二塁走者スタントンが本塁憤死。好守備に阻まれ、無得点に終わった。
その後、ドジャースのブルペン陣に対して6回裏、7回裏と2イニング続けて好機を迎えるも、決定打が出ることはなく、無得点のまま8回終了。4点を追う最終回、二死から9番アレックス・バードゥーゴが2ラン本塁打を放ったが、反撃及ばず3連敗を喫した。
今季で120回目を迎えたワールドシリーズの歴史において、3連敗からの逆転制覇を果たしたチームは無し。シリーズ4連敗での決着は過去21度あり、タイガースがジャイアンツに喫した2012年が最後。ヤンキースとしては1963年、今回と同じドジャースに敗れて以来61年ぶりとなる。本拠地ファンの前で被スイープという屈辱まで後が無い状況に追い込まれた。
10/29 13:51
ベースボールキング