阪神がファーストSで敗退…最後のタクトとなった岡田監督に五十嵐氏「選手の能力を引き伸ばすのが上手かった」と功績を称える


 阪神がDeNAに大敗。3位のDeNAにファーストステージ進出を許した。

 阪神は初回、DeNA先発のアンドレ・ジャクソンから森下翔太がレフトポール際にソロホームランで幸先よく先制。しかし2回に阪神先発の髙橋遥人が戸柱恭孝に走者一掃のタイムリー二塁打と牧秀悟のタイムリーで一挙4点を献上し逆転を許す。そのまま迎えた7回にはフォードのソロと佐野恵太の3ランなどで6点を加えられ万事休す。3-10の大差で敗戦を喫した。

 このゲームの敗退に伴い2年間務めた監督の座を退任する岡田監督に対し、13日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説として出演した大矢明彦氏は「すごくタイガースにとっても良かったし、岡田監督も自分ですごい達成感のある2年間の監督生活だったと思うんですよね。解説やってる時に、ドームとかね、スタジアムとかで時々会って、話したことがあって、あそこはこういう風にやった方がよかったとか、ああいう風にやった方が良かったって、結構話したんですよ。それを全部自分で監督になってやったと思うんでね。自分の中でも悔いはないと思いますね」とエピソードを交えて回願。

 もう一人の解説者の五十嵐亮太氏は「選手の能力を引き伸ばすというのがうまかったのかなと思います。相手のピッチャーであったり、バッターによってどういった打順であったりとか、選手が合うのか、選手が結果を残すための、そのプロセスを作るのがすごくうまかったと思います。だからこその1年目で優勝っていうところですね。今年はね、序盤は苦しい戦いではあったんですけれども、中盤以降、やっぱりそのいい形で強い阪神の形を戻してきましたし、いろんな状態、状況に合わせた起用法っていうのが光っていましたし、選手1人1人の能力は、かなりこの2年間で上がったと思います」と功績を称えていた。

 最後に「心残りは全然何もないよ。日本一までなったのに。順番を間違えただけ。1年目に成し遂げたからおかしくなってしまった」とらしいコメントで締めくくった名将。岡田イズムは、来年以降も虎戦士に受け継がれることだろう。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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