中日・立浪監督「これだけ声援をいただきながら結果を出すことができず」…3年連続最下位を謝罪


● 中日 0 - 2 DeNA ○
<25回戦・バンテリンドーム>

 中日は今季最終戦で完封負け。60勝75敗8分けの成績で、3年連続最下位となった。

 すでに今季限りでの退任を発表している立浪監督。指揮官のラストゲームを勝利で飾りたい中日打線だったが、約1ヵ月半ぶりの一軍登板となったDeNA先発・大貫に苦しめられ1回途中から16打者アウトを記録してしまった。

 2点を追う7回は先頭の3番・福永が右前打で出塁するも、後続が倒れこの回も無得点。9回は二死一、二塁と一発出ればサヨナラの場面を作ったが、最後は5番・細川が空振り三振に倒れ完封負けとなった。

 先発の松木平は4回、DeNAの6番・京田に先制の2点適時打を浴びるも、今季ラスト登板で6回3安打2失点の好投。7回は以降は齋藤、藤嶋、橋本が1イニングずつゼロを刻むも、打線が最後まで得点を奪えず松木平は4敗目(2勝)を喫した。

 試合後には最終戦セレモニーが行われ、立浪監督が「今日も最後の最後まで、声援いただきありがとうございます。今年1年間、このバンテリンドームはもちろん、ビジターのグラウンドでもたくさん声援をいただきました。本当にありがとうございます」とファンにあいさつ。2022年からの監督生活を振り返り「3年間、これだけ声援をいただきながら結果を出すことができず、本当に皆様には申し訳ない思いをさせてしまい、すみませんでした」と、帽子を取って謝罪した。

「何とか『この3年間でチームを強くしよう』とチームを改革してきましたが、まだこのチームは改革の途中です。志半ばで退くのは、非常に残念で、悔しく、申し訳ない思いがありますが、ただ、選手たちは着実に力をつけ、まだまだこれから伸びていく選手もいます。この選手たちが成長するには、皆さんの応援が必要です。まだ芽は小さいかもしれませんが、皆さんの力で花を咲かせ、実をつけてあげてください。近い将来、必ず強いドラゴンズ、そう信じています」とファンに後押しをお願いした。

 そのあと、左翼席に陣取るDeNAファンに向け「クライマックシスシリーズ頑張ってください」とエール。最後は「負けたので多くは語れません。ありがとうございました」と締め、ファンから労いの拍手を浴びた。

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