広島が痛恨3連敗で首位陥落…中盤好機での消極的な走塁に野村氏「守りに入って、大事に行ったのが裏目に」


◆ 野村氏「この守備位置であれば絶対にタッチアップだと思った」勢いに欠けるチーム状況の表れか

 広島は5日、DeNAとのカード最終戦で延長11回・3-4xと競り負けた。打線は2点を追う7回、二死一・三塁で小園海斗が適時打を放ち1点を返す。さらに8回は菊池涼介の適時二塁打で同点に追いついた。11回に小園の適時二塁打でこの試合初めてリードを奪ったが、その裏に牧秀悟の適時二塁打と伊藤光の押し出し四球でサヨナラ負けを喫した。

 3連敗で首位陥落となった広島。5日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』では、特に0-1で迎えた5回の攻撃に対して苦言が相次いだ。

 5回一死一・三塁で秋山翔吾の右飛に対し、三塁走者の菊池涼介がタッチアップせず。飛距離十分にも見えた打球への判断に、野村弘樹氏が「すごく消極的に感じた。この守備位置であれば絶対にタッチアップだと思った」と首をひねると、松中信彦氏は「負けているというチーム状況もあり行けなかった。連勝とかしていると一気に行く。守りに入って、大事に行ったのが裏目に出てしまった感じに見えた」と勢いに欠ける攻撃を分析した。

 斎藤雅樹氏が「三塁走者が足が速い菊池だから、行くべきだったと思う。連敗が響いているのかなという気がする」と残念がると、野村氏は「この1点が終盤に響いてくる可能性があるから」と勝敗への影響にも言及した。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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