広島、7回まで無得点も…谷繁元信氏「ここというときのしぶとさがある」

巨人 3 － 3 広島
＜15回戦・東京ドーム＞

　7日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人－広島』で解説を務めた谷繁元信氏が、広島の8回の攻撃について言及した。

　広島は7回まで巨人先発・グリフィンの前に4安打無得点に抑え込まれる。0－2の7回は末包昇大、坂倉将吾、代打・二俣翔一と三者三振に打ち取られた。しかし、0－2の8回に先頭の菊池涼介が三塁の内野安打で出塁すると、一死後、1番・秋山翔吾のセンター前安打で一、二塁とし、2番・野間峻祥がセンター前に適時打で1点を返す。

　谷繁氏は「秋山、野間の1、2番が3打席目まで完璧に抑えられたピッチャーを4打席目にセンターにしぶとく返していくあたりが、広島のしぶとさを感じますよ」と評価。

　一、三塁という場面で、広島ベンチは一塁走者・野間に代走・羽月隆太郎を送る。谷繁氏は「このイニングに勝負をかけてくるということですよね。まずは走らせるでしょうね、走らせてからの堂林勝負」とコメント。

　羽月は堂林翔太の2球目に二塁盗塁を決めると、堂林が四球を選ぶ。一死満塁から4番・小園海斗が、ケラーが2ボール2ストライクから投じた6球目の変化球をライト前に2点適時打を放ち逆転に成功。

　谷繁氏は「やっぱりどこかで（変化球が）くるだろうという小園の勝ちですよ。それをミスなくしっかり捉えたナイスバッティングでしたね」と評価した。

　谷繁氏は広島打線について「しぶといです。ここというときのしぶとさがあります。簡単には終わらないですよ。全員が共有しているのがチーム力。全員で相手を攻めている」と話していた。

（ニッポン放送ショウアップナイター）