西武、悪夢のロッテ戦開幕16連敗…延長12回表の好機逸し、裏にサヨナラ暴投


○ ロッテ 4x - 3 西武 ●
<16回戦・ZOZOマリン>

 西武は悪夢のサヨナラ負け。今季のロッテ戦はプロ野球ワースト記録を更新する開幕16連敗となった。

 2戦連続零敗中の打線は初回、1番・長谷川が中前打で出塁すると、続く源田が一塁線を破る適時二塁打を放ち先制。これが24日の楽天戦(ベルーナドーム)で8回に3点を奪って以来、20イニングぶりの得点となった。さらに一死二塁で3番・西川が、3号2ランを右翼席へ運び3-0。1番からの鮮やかな3連打で試合の主導権を握った。

 先発の隅田は初回、いきなり無死一、三塁のピンチを招くも、内野ゴロの間による失点にとどめ最少失点スタート。修正した2回以降はテンポ良くアウトを重ね4イニング連続3者凡退をマークした。6回は一死から連打を浴び2点目を失うも、7回4安打2失点の力投。自己最多に並ぶ9勝目の権利を持ってリリーフ陣にあとを託した。

 しかし1点リードの8回、2番手の平良が先頭打者への四球からピンチを招くと、二死三塁で痛恨の暴投を犯し三塁走者が生還。3-3の同点に追いつかれた。

 打線は初回に幸先よく3点を先取するも2回以降は拙攻の連続。延長12回は無死一、二塁の好機を作ったが、源田が送りバントを失敗したあと西川は二ゴロ併殺。2回以降は追加点を奪えず再び11イニング連続無得点となった。

 すると3-3のまま迎えた12回裏、6番手のボー・タカハシが二死一、三塁のピンチを招き、3番・ポランコに対する初球がまさかの暴投。まさかの幕切れに、ベンチで戦況を見つめていた渡辺監督代行もしばらく茫然としていた。

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