DeNA・梶原のバットが止まらない!8月4度目の猛打賞 球団OB大矢氏「使い続けてほしい。でも筒香が…」


◆ 巨人・菅野から先制弾含む広角3安打!

 DeNAは巨人に2-1でサヨナラ勝ちし連敗を「2」でストップ。中日に敗れた3位・阪神とのゲーム差を3.5に縮めた。

 先発のアンソニー・ケイは要所を締めゼロ行進。一死満塁だった4回のピンチも無失点で凌ぎ、6回3安打無失点、3奪三振4四死球の内容でマウンドを降りた。

 打線は巨人先発・菅野智之の前に5回まで無得点も、6回に先頭の1番・梶原昂希が2号ソロを右翼ポール際へ運び先制。梶原は初回の第1打席に二塁への内野安打、3回の第3打席では左前打を放っており、早くも2試合連続となる猛打賞を達成した。

 救援陣は1点リードの7回を託された2番手のジェイビー・ウェンデルケンが無失点。しかし8回、3番手の伊勢大夢が先頭打者に四球を与えると、そのあと一死一塁となったとことで三浦大輔監督は伊勢から山﨑康晃にスイッチ。山﨑は4番・岡本和真を見逃し三振に仕留めたものの、二死一塁で続く坂本勇人に左翼線への二塁打を許した。

 深めに守っていた左翼・佐野恵太はフェンス手前で打球を処理したものの、中継に入った遊撃・林琢真への送球が乱れてしまい一走・吉川尚輝が長躯ホームイン。記録は適時二塁打となり同点に追いつかれた。

 それでも、9回以降は抑えの森原康平が1イニング、10回からは6番手のローワン・ウィックが2イニングを無失点。すると11回裏、ライター・オースティンが20号ソロを左翼席へ運び、劇的なサヨナラ勝ちでウィックは3勝目(1敗1セーブ)を手にした。

 18日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』に出演した大矢明彦氏は、「一番いいところで打ってくれた」とサヨナラ弾のオースティンを絶賛。また、8月4度目の猛打賞となった梶原の活躍も取り上げ、番組MCを務めた岩本勉氏は「打った投手がハーラートップ(11勝)の菅野ですからね。充実してます」と称えた。

 大矢氏は「ムダにオーバースイングせずコンパクト。プルヒッター(引っ張りが多い打者)ではないので広角に打てる」と梶原の打撃を解説。「楽しみなのでしばらく使い続けてほしいと思います」と訴えたものの、すぐに「でも、筒香の出番がなくなっちゃうんだよね…」と漏らし、球団OBらしい後輩想いな一面を垣間見せた。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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