髙橋宏斗が4年目で初の2桁勝利！ 高木氏「10勝で喜んでいる場合ではない。20勝できる」

◆ 「彼の力だったらできるでしょうね」

　中日がヤクルトに逃げ切り勝ち。連敗を3で止め、単独の5位に浮上した。この日は何と言っても髙橋宏斗の力投が光った。

　中日先発の髙橋は、制球に苦しみながらもヤクルトにホームを踏ませぬ力投を見せると、打線も4回、先頭打者の村松開人の二塁打を皮切りに、田中幹也のセカンドゴロで先制点をゲット。6回には2アウト満塁のチャンスで高橋が粘った末の内野安打で貴重な追加点を手にすると、その後も押し出し四球や暴投などで2点を追加した。4点のリードをもらった髙橋だったが、その裏に2点を取られ後続にバトンを託すと、4人の投手リレーでなんとか逃げ切り、勝利を収めることに成功した。

　自身初の10勝目を手に入れた髙橋宏斗に関して、13日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた高木豊氏は「10勝で喜んでいる場合ではないでしょう。20勝できるでしょう」とすると、解説として出演した齊藤明雄氏も「彼の力だったらできるでしょうね」と完全に意見が一致。

　しかし「だから今日の立ち上がり、なんか力みすぎていて球数を要してゼロに抑えたかったのかなっていう印象がありますね。その辺の力感を出すのもちょっと、もう少しセーブしてもいいのかなっていう感じはしますね」と期待が大きい上でのアドバイスを送りながら「1点取られてないですよ。0.68ですからね」と圧巻の防御率を例に上げ、エースを称えた。

　これで5試合連続、チームの連敗を止めた髙橋宏斗。22歳の右腕の成長に、プロ野球ファンの注目が集まっている。

☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』