執念の小刻みリレーで“スミイチ”勝利! 見事な阿部監督の投手起用に笘篠氏「やっぱりキャッチャー出身の監督だけある」


◆ 「今日は中継ぎ投手が非常によく頑張った」

 巨人が阪神に完封勝ち。カード初戦をモノにし、連勝を3に伸ばした。巨人は初回二死二塁から、岡本和真の三塁線を襲った打球を阪神のサード・佐藤輝明が悪送球。ファーストの大山悠輔が後逸している間に、二塁から丸佳浩がホームを陥れ先制点を奪取した。その後は阪神先発の西勇輝の前に得点できなかったが、巨人先発の山﨑伊織も6回途中まで2塁を踏ませぬ力投。その後は4投手をつぎ込む執念のリレーで阪神打線をねじ伏せ、スミイチで勝利を飾った。

 勝利のキーとなった巨人の小刻みな投手リレーに関して、12日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた真中満氏は「なかなかこういう展開で守りに行くの大変なんですけども。今日は中継ぎ投手が非常によく頑張った」と称賛。

 解説として出演した平松政次氏は「山崎とエース級で勝てるんで、あんまり代えたくはないところがあるんだけどもね」としながらも「思い切って阿部監督は代えたんですよ。高梨(雄平)、船迫(大雅)、 それでバルドナードに代えて最後はゲラ。 ピッチャーがみんな好投しましたんで。監督の思惑通りですね」と阿部采配を称えた。

 またもうひとりの解説者・笘篠賢治氏は「やっぱりキャッチャー出身の監督だけあって、その先の先をこう読みながら、こういう風になったらこれを突っ込む、あれをやったらこうなるとしっかり先読みして、しっかり準備をさせてましたね」と平松氏と同様、阿部監督の手腕にアッパレを送っていた。

 この日は抑えの大勢をベンチ外としながらも、4人のブルペン陣でもぎ取った勝利。ただの1勝以上の価値があるかも知れない。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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