福留孝介氏、巨人・岸田捕手の配球に「対打者ではなく…」


○ 中日 9 - 2 巨人 ●
<17回戦・バンテリンドーム>

 東海ラジオの制作でニッポン放送ショウアップナイターでも放送された9日の中日-巨人戦で解説を務めた福留孝介氏が、巨人・岸田行倫の配球について言及した。

 0-8の4回一死一塁で、2番手・高橋礼が細川成也に3ボール2から投じた13球目のストレートで四球を与えると、福留氏は「(高橋礼は)厳しいところに投げているんですけど、今日のゲームの中で行けば、ちょっと岸田捕手の配球というのが偏りすぎ。自分のことを考えた配球になってしまっている。対打者ではなく、自分を考えながら配球をしているので、ちょっと配球が偏っているなという気がするんですよね。外に緩いボール、今度は内に速いボール、この2種類なんですよ。逆に言えば内に緩いボールを入れてもいいですし…」とポツリ。

 福留氏は、高橋礼石川昂弥に適時打を浴びた後、「こういう投手が高さを一定にしてしまうと、あんまり良くないのかなと。前後で緩急があって幅が使えているなら別なんですけど、高橋投手の持ち球としてスライダーとまっすぐしか投げていないんですよ。シンカー系もほぼほぼ投げていないですし」と指摘していた。

 岸田は今季ここまでチーム最多のスタメンマスクを被り、投手陣を引っ張ってきたが、ここをどう乗り越えていくか注目だ。

(提供:東海ラジオ ガッツナイター)

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