巨人、序盤の拙攻が響き広島と引き分け 走塁死の大城に達川氏「レフトを見ていた。2アウトだから見る必要ない」と苦言


◆ 広島先発・床田から10安打を放つも…

 7日の巨人-広島戦(東京ドーム)は3-3の引き分け。7回までリードしていた巨人にとっては痛いドローとなり、首位・広島とのゲーム差は「2」のままとなった。

 巨人打線は2回、二死一、二塁で8番のココ・モンテスが左前打を放つも、本塁生還を狙った二走・大城卓三が憤死。阿部監督はリクエストするも判定は覆らなかった。それでも0-0のまま迎えた4回、再び得点機でモンテスが中前適時打を放ち先制。6回は広島野手陣の連携ミスで2点目を加えた。

 7回は一死満塁で6番・坂本勇人が鋭い当たりを放つも三直。この打球で三走のエリエ・ヘルナンデスが戻り切れず憤死し、併殺で好機を逸した。巨人打線は広島先発・床田寛樹に10安打を浴びせたものの得点は2点止まり。7回まで無失点だった先発のフォスター・グリフィンは8回に捕まり、結局は序盤の拙攻が響く試合展開となった。

 7日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』に出演した達川光男氏は、2回に本塁でタッチアウトになった大城の走塁について「私はこの場面を東京ドームで観ていたんですが、第1リードはいいとしても、第2リードが小さかった。そこからスタートを切ったあとレフトの末包(昇大)を見ていた。2アウトだから見る必要はない。亀井コーチはグルグル腕を回していたから、間髪入れずにホームに還ればよかった」と苦言。

 さらに「一生懸命走っているし、一生懸命プレーしている。私も足が遅かったので気持ちはわかります」とフォローを入れつつ、「とにかくリードオフとスタート。この2つは(足が遅くても)何とかできると思います」と凡事徹底を求めた。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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