全セが球宴連敗を5で止める 史上最多1回9得点、MVPは2打席連発のDeNA牧


● 全パ 6 - 11 全セ ○
<球宴第1戦・エスコンF>

「マイナビオールスターゲーム2024」の第1戦が23日に行われ、4本塁打を含む17安打11得点の猛攻を見せた全セが2021年の第2戦から続いていた連敗を「5」で止めた。第1戦のMVPには2打席連続本塁打を放った牧秀悟内野手(DeNA)が選ばれた。

 全セが2回に球宴史上最多となる1イニング9得点の猛攻を見せた。先頭4番・岡本和(巨人)の中前打、5番・村上(ヤクルト)の左中間二塁打で無死二、三塁の好機を作ると、6番・オースティン(DeNA)の中前適時打で先制。さらに、7番・細川(中日)の左翼への適時二塁打で2点目、8番・小園(広島)の一ゴロの間に3点目を奪った。

 その後も猛攻は続き9番・山本(DeNA)の左中間への二塁打で4点目を奪うと、二死三塁で2番・丸(巨人)が右越え2ランを放ち6-0。まだまだ全セ打線の勢いは止まらず、3番・牧(DeNA)が2者連発となる左越えソロ。なおも二死一塁でこのイニング2打席目となった村上が2ラン本塁打を左中間席へ運び、3本塁打を含む10安打の集中攻撃で、球宴最多記録となる1イニング9得点をマークした。

 4回にも牧が2打席連発となる2ランを左中間席へ運び11点目。投手陣は先発・才木(阪神)、2番手・山﨑伊(巨人)がそれぞれ2回を自責点0に抑える好投を見せた。

 全パは「2番・投手兼指名打者」で先発出場した山﨑福也(日本ハム)が、2イニングとなった2回に一挙9失点。それでも初回の第1打席で左前打を放ち球場を沸かせた。

 打線は2回、9番・岡(ロッテ)の右越えソロで反撃を開始すると、9点を追う8回は途中出場・山川(ソフトバンク)の特大3ランなどで一挙4得点。逆転勝利とはならず球宴での連勝は「5」で止まったものの、こちらも16安打を放ちファンを沸かせた。

 試合後には表彰式が行われ、2打席連続本塁打で3打点を記録した牧が賞金300万円の最優秀選手賞(MVP)を受賞。敢闘選手賞(賞金100万円)には村上、丸、山川の3選手が選ばれ、村上は『マイナビドリーム賞』と合わせ賞金200万円をゲットした。

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