阪神、攻守とも振るわず村上を見殺し…無死満塁で得点できず今季12度目の零敗


● 阪神 0 - 1 広島 ○
<14回戦・甲子園>

 阪神は野手陣が振るわず今季12度目の完封負け。3試合連続の1点差負けで貯金は「1」となった。

 阪神打線は広島先発・床田に対し初回、1番・近本の右前打、2番・中野の鮮やかなバント安打で無死一、二塁の好機を作るも、一軍再昇格即スタメンとなった3番・森下は右飛。続く佐藤輝は空振り三振、大山は二邪飛に倒れ絶好の先制機を逸した。

 1点を追う7回は佐藤輝、続く大山の連打などで無死満塁の絶好機を作ったが、7番・坂本が6-2-3と渡る痛恨の遊ゴロ併殺。なおも二死二、三塁で8番・木浪は中飛に倒れ甲子園はため息に包まれた。8回は広島の2番手・ハーン、9回は守護神・栗林に封じられ、今季12度目の完封負け。これで1-2で敗れた16日の巨人戦(東京ドーム)、3-4で敗れた17日の同戦に続き、3試合連続の1点差負けとなった。

 先発の村上は4回まで1安打無失点の好投。5回は先頭からの連打で一、二塁のピンチを招くと、7番・菊池の犠打を捕手の坂本が失策。無死満塁で続くシャイナーは遊ゴロに打ち取ったものの、この間に先制点となる三塁走者の生還を許した。

 村上は8回5安打1失点の力投を見せるも、打線の援護なく敗戦投手。昨季のリーグMVP右腕は、3勝7敗、防御率2.10の成績で前半戦を折り返すことになった。

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