カブスが最終回の攻勢で今季初勝利 鈴木誠也はダメ押し2点タイムリー含むマルチ安打

ARLINGTON, TEXAS - MARCH 31: Seiya Suzuki #27 of the Chicago Cubs swings at a pitch during the second inning against the Texas Rangers at Globe Life Field on March 31, 2024 in Arlington, Texas. (Photo by Stacy Revere/Getty Images)


ARLINGTON, TEXAS - MARCH 31: Seiya Suzuki #27 of the Chicago Cubs swings at a pitch during the second inning against the Texas Rangers at Globe Life Field on March 31, 2024 in Arlington, Texas. (Photo by Stacy Revere/Getty Images)

 レンジャーズ - カブス 
<現地時間31日 グローブライフ・フィールド>

 カブスが最終回に相手守護神を攻略して今季初勝利。鈴木誠也外野手(29)は「2番・右翼手」でフル出場し、2点適時打を含むマルチ安打を記録した。

 初回、鈴木の第1打席はレンジャーズ先発グレイと対戦。カウント1-1から真ん中付近のフォーシームを捉え、この試合最速となる打球速度112.8マイル(約181.5キロ)の中前安打。続く3番コディ・ベリンジャーが四球で繋ぎ、4番クリストファー・モレルの1号3ランでカブスが先制点をあげた。

 2回表、二死一、三塁の好機で第2打席を迎えた鈴木は、初球の甘く入ったスライダーを打つも平凡な中飛。4回表には、1番イアン・ハップの適時打でカブスが2点を加え、なおも一死二塁で鈴木の第3打席。真ん中付近のフォーシームに再び初球打ちを試みるも、一邪飛に倒れた。リードを3点に広げたカブスだったが、4回裏にセミエンの適時二塁打、ラングフォードの2点適時三塁打で同点に追いつかれる。

 鈴木は6回表の第3打席では2番手ウレーニャと対戦し、無死一塁から一ゴロで凡退。同点の8回表には一死一、二塁、一打出れば勝ち越しの状況で第4打席だったが、3番手ロドリゲスのスライダーにタイミングを外され、三ゴロ。その後カブスは二死満塁とするも、モレルが空振り三振に倒れ、勝ち越しのチャンスを逃す。

 そして9回表、レンジャーズの守護神リクラクから二死満塁のチャンスを作ると、ハップが四球を選んで勝ち越し。さらに代わって登板した5番手ラッツに対し、鈴木がフルカウントから真ん中高めのフォーシームを引っ張り、レフト前への2点適時打。ベリンジャーも適時打で続き、最終回に4得点。開幕戦でセーブ失敗したアドバート・アルゾレーが9回裏を三者凡退に締め、勝利した。

 この試合の鈴木は5打数2安打、2打点の活躍。9回表の適時打で今季初打点をマークした。カブスは今季初勝利でスイープ回避。次戦、日本時間4月2日のホーム開幕戦では今永昇太のデビュー登板が予定されている。

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