【阪神】近本光司外野手引き留めへ複数年契約提示…4年程度の長期契約も
阪神が、近本光司外野手(30)に来季からの複数年契約を提示することが3日、分かった。今季年俸3億2000万円からのアップに加え、4年程度の長期契約を用意している可能性もある。球団は入団1年目から5度の盗塁王に輝くなど、6年連続でタイトルを獲得してきた中心選手を高く評価。順調にいけば、来シーズン中に国内FA権を取得する主力の流出阻止に向け、早々に手を打つ。
功労者への敬意の表れだ。球団は昨年、主砲の大山に長期契約を打診。当人は単年契約を選んで今オフにFA宣言をしたが、球団最長タイの5年契約で残留した。近本も以前にFA権に関して「(取得は)来年ですね。自分のことは自分で決めたい」と口にしており、複数年契約を辞退する可能性があるものの、誠意は伝わるはずだ。
この日、近本は試合時間短縮への貢献を表彰する「スピードアップ賞」を4年ぶりに受賞(2度目)。打者部門は規定打席到達者のうち、無走者時に最も相手投手の平均投球間隔が短かった選手(11・8秒)が表彰され、「試合前も含めて打席に入るまでの準備を怠らず、取り組んできた結果」と喜んだ。藤川政権下の黄金時代の構築を見据え、将来の幹部候補生に熱烈なアタックをかける。
12/04 05:00
スポーツ報知