大谷翔平に最強助っ人左腕 サイ・ヤング賞2度スネルの獲得 ドジャース6人ローテ着々 次は佐々木朗希

スネルがインスタグラムに投稿したドジャースのユニホームを着用しているように加工した画像(@snellzilla4より)

 ドジャースが、サイ・ヤング賞(最優秀投手賞)に2度輝いた左腕ブレーク・スネル投手(31)と合意したと26日(日本時間27日)、MLB公式サイトなど複数の米メディアが報じた。契約は5年で総額1億8200万ドル(約276億6000万円)。スネル自身もインスタグラムで、ドジャースのユニホームを着用しているように加工した画像を掲載した。

 契約金が5200万ドル(約79億円)。トレード拒否条項とオプトアウト(契約解除条項)なし。総額の約3分の1に相当する6200万ドル(約94億2000万円)を昨年、大谷翔平投手を獲得したときのように後払いにしていると伝えている。

 連覇への視界は大きく開けた。今季先発陣の相次ぐ離脱に苦しみながら、ワールドシリーズを制覇したド軍。そんな世界一球団が今FA市場で最高の実績を持つ左腕獲得に成功した。これで大谷、山本、グラスノーと先発4本柱が確定。さらに再契約した22年16勝のゴンソリン、今季途中の加入後はエース格として働いたフラーティとも再契約を目指す方針で、ロッテからポスティングでメジャー移籍を目指す佐々木朗希獲得へ参戦することも確実。メジャーの主流から1人多い6人ローテ構築を目指す中で、単に枚数だけでなく、質でも申し分のないローテと言える。

 18年(レイズ)と23年(パドレスサイ・ヤング賞のタフネス左腕は8月にノーヒッターを達成するなど大黒柱となり得る超大物。大谷の復活もあり、ド軍先発陣が連覇を目指す来季の大きな武器となりそうだ。

ジャンルで探す