巨人・菅野智之にジャイアンツが獲得興味「ほとんどの投手よりも経験値は高い」米移籍情報サイト報じる

米大リーグ挑戦を表明している菅野

 海外FA権を行使し、今オフのメジャー挑戦を表明している巨人・菅野智之投手(35)についてジャイアンツが興味を示していると23日(日本時間24日)、米移籍情報サイト「トレードルーマーズ」が伝えた。プレミア12の取材のため来日中のMLB公式サイトの記者、J・モロシ氏が自身のXに投稿した「菅野を評価しているチームの一つ」という内容を引用し、同サイトは「菅野はMLBでは新人となるが、ジャイアンツの先発候補のほとんどの投手よりも経験値は高い」とした。

 同サイトは、ジ軍の新任ポージー編成本部長の動きを「球団の大きなニーズである打者の補強に大々的な投資を行い、その後投手陣の補強に控えめな出費をするつもりなのだろう」と予測。35歳という年齢も考慮し、菅野は1年1200万ドル(約18億5000万円)程度の契約を結ぶと予想してきたが、2年契約の可能性もあると“修正”した。

 ジャイアンツは20年オフに菅野がポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指していた時も獲得に興味を示していたとされる。米報道発で球団名が挙がったのはエンゼルスに次いで2球団目。パドレスも検討。巨人で通算136勝の右腕を巡り、“争奪戦”の様相を呈してきた。

 ◆来季ジャイアンツの先発事情 今季チーム最多の13勝を挙げるなど4年連続2ケタ勝利のL・ウェブが軸となり、通算77勝のR・レイと23歳の有望株、K・ハリソンも先発ローテ入りが有力視される。23年に自身2度目のサイ・ヤング賞を受賞した左腕のB・スネルはFAとなっており、経験豊富な菅野は魅力的な存在といえる。

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