ジャッジ初の満票MVP ヤンキースの満票受賞は68年ぶり 「応援してもらったことに感謝」と喜び語る

ア・リーグMVP ヤンキースのアーロン・ジャッジ MLB公式インスタグラム(@mlb)より

 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が21日(日本時間22日)、全米野球記者協会が選出するア・リーグMVPを受賞した。ア・リーグ史上最多62本塁打を放った22年以来2年ぶり2度目のMVP。ジャッジは今季、158試合に出場して58本塁打と144打点で2冠王。133四球、出塁率・458、長打率・701、OPS1・159、WAR10・8などもリーグトップの数字を残し、打率も3割2分2厘とキャリアハイだった。

 ヤンキースでの満票MVPは1956年ミッキー・マントル外野手に次いで2人目の快挙となった。受賞の報に妻のサマンサさんとキスしたジャッジは、「(満票で選ばれたことを問われて)、そこは気にするところじゃなかった。本当に。ただただ、投票を貰えたこと、応援して貰えたことに感謝している。MVPに選ばれたら、(票数関係なしに)、選ばれたってことだから。チームなしにはこのポジションにはこれなかった。コーチも、そう。とても祝福された気持ちだし、この機会を得たことを神に感謝している。我々はピンストライプを着て、ニューヨークでプレーできることにね」

 「オフから努力を重ね、シーズン中もアップダウンを繰り返し、チームメイトとNYのファンに数え切れない支援をもらっったことに、意味があると思う。

 「過去数年に渡って成長を続け、向上しているボビー・ウィットロイヤルズ)、そして、今年一緒にプレーし、間近でみることができた同僚のフアン(ソト)に、まず祝福を贈りたい。3月4月は今季はあまり自分たちに良くなかった。でも、同僚や家族を頼りにして、練習を重ね、状況が好転するように戦ってきた。特にニューヨークでは、誰も気の毒になんか思ってくれない。だから、立ち上がって、数字を残していくしかないんだ」

「(大谷とジャッジがリーグを代表する責任を感じる?)

 「私は、若い頃、ジーター(プレゼンター)をみて、彼と実際に話して、彼は、次の世代にバトンを手渡していったのだと思う。それは、フアン(ソト)やボビーウィットも、自分にも言えること。最高のトップ選手に限ったことじゃない。ある日、誰かにユニホームを脱がされてしまうまで、継続して、自分自身を高めないといけないんだ」

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