佐々木朗希の移籍に大きく関わる「25歳ルール」「国際ボーナスプール」の仕組み

佐々木朗希

 米大リーグ機構(MLB)のマンフレッド・コミッショナーが20日(日本時間21日)、ポスティングシステムでの米球界移籍を目指すロッテの佐々木朗希投手(23)の契約時期について来年の1月15日(同16日)以降になる見通しを示した。米大リーグ公式サイトが伝えた。

 23歳の佐々木はドラフト対象外の25歳未満の外国人選手としてマイナー契約しか結べず、契約期間も1月15日から12月15日まで。ロッテがポスティング申請するのは期限となる12月15日の目前とみられるため、期間内で移籍が成立する見込みは低い。

 25歳未満の外国人選手は各球団に毎年割り当てられる「国際ボーナスプール」内で契約を結ぶ必要があるが、24年の契約金の残りは、ドジャースが最も多く約250万ドル(約3億8500万円)。これが来年1月15日以降になると、25年の枠となり、各球団500万~750万ドル程度を使えるようになるため、全30球団が獲得に動けることになる。

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