“トラウト斬り”で米メディア注目 中日・高橋宏斗が真っ向勝負宣言「真っすぐでどんどん」…21日の米国戦先発

キャッチボールをする高橋宏

 21日の米国戦に先発する中日・高橋宏斗投手(22)は20日、強力打線に真っ向勝負を宣言した。「真っすぐでどんどん押して。本塁打を何本も打っている打者もいるけど、細心の注意は払いながら、僕も引くことなくゾーン内で」。ハンドボールを投じながら、フォームを確認。小手先で投げられない、大きな球を使った独自の調整法で全身の連動を確認し、準備を整えた。

 対米国は世界一に輝いた23年WBCの決勝以来。トラウト(エンゼルス)から三振も奪った剛腕に相手国も注目している。米メディアからの取材も受け「将来のメジャー挑戦は」という質問も飛んだ。警戒する選手は今季マイナーで104盗塁のシンプソン。「出すと、少し厄介。まず初回先頭の初球を意識して」と集中した。

 15日の1次L・韓国戦は4回7安打2失点と苦戦したが「感覚は特別悪くなかった」と分析。特に生命線の直球とスプリットには納得しており「第3球種に苦しんだので、そこを見直して」と本領を発揮する。

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