【巨人】 岸田行倫「嫌らしいバッターを目指して」さらなる飛躍期す…今季チーム最多の先発マスク
巨人の岸田行倫捕手が19日、来季のさらなる飛躍を誓った。今シーズンはチーム最多の72試合で先発マスク。ジャイアンツ球場でバットを振り込んだ背番号27は「シンプルにまだまだ足りないところがある。全てにおいてレベルアップしたい」と声を大にした。
プロ7年目の今季は自己最多の88試合に出場し、盗塁阻止率は12球団トップの4割7分5厘をマークした。12日に発表されたゴールデン・グラブ賞の捕手部門では2位。打撃面でも打率2割4分2厘、4本塁打、26打点と、攻守で存在感を示したシーズンとなった。不動の正捕手となるには、打撃力アップも必要な要素の一つ。「バッティングでは調子の波をできる限り少なくすることが大事。悪くなった時に自分で悪いところを理解することが必要になる。ボールの目付けとかいろいろと、より大事にしないといけない」。バットにも磨きをかけ、大城卓、小林らとの競争を勝ち抜く覚悟だ。
出塁率と得点圏打率向上を目標に掲げる。「出塁率は上げたいし、得点圏でも率を高く打つことができる嫌らしいバッターを目指してやりたい」。現在は「ボール球を振ってしまう確率が高い」と課題を分析し、丸などから助言をもらいながら試行錯誤を重ねている。「今の時期だからこそ試せることもある。もっと上を目指していきたい」。攻守でさらなる成長を遂げて、来季はグラウンドで相手の”嫌われ者”になる。
11/19 20:32
スポーツ報知