ロッテ・吉井監督、ソフト石川獲り直接出馬へ 7連勝中“マリンの申し子” FA獲得なら19年美馬、福田以来
ロッテが、ソフトバンクから国内FA権を行使した石川柊太投手(32)の獲得に乗り出すことが16日、分かった。15年にソフトバンク投手コーチを務めた縁もある吉井理人監督(59)が直接出馬する可能性が高く、FA戦線で巨人、ヤクルトなど複数球団が調査を進める中、注目の右腕獲りに本腰を入れる。
年俸1億2000万円は人的、金銭ともに補償不要なCランクとみられ、FA選手の獲得となれば、球団では19年オフの美馬学(前楽天)、福田秀平(前ソフトバンク)以来4年ぶりとなる。チームは、先発の柱で今季10勝を挙げた剛腕・佐々木のポスティングシステムによるメジャー挑戦を容認したため、先発ローテの穴埋めが急務。球団が22年から掲げる常勝軍団計画の最終年に石川獲得となれば、20年ぶりのリーグ優勝に向けた強力なピースとなりうる。
さらなる飛躍の地としては最適だ。20年の最多勝&最高勝率の2冠右腕は“マリンの申し子”。武器のパワーカーブは、ZOZO特有の強風でキレ味が増し、今季はZOZOで3試合に登板し、2勝0敗、計12イニングを防御率0・00。18年以降は17試合に登板し、7連勝中と相性抜群だ。
15日に交渉が解禁され、オリックスには条件提示を受けた模様で、争奪戦はここから激しさを増す。右腕の育成時代を知る指揮官は口説き落とせるか。
11/17 05:00
スポーツ報知