前橋ボーイズ、田村が2二塁打で勝利に貢献 生方主将は完全救援…春季全国大会予選

3打数2安打、2本の二塁打でチャンスメークした前橋・田村

◆第55回日本少年野球春季全国大会・群馬県支部予選 ▽1回戦 群馬県央ボーイズ5―4太田スバルボーイズ(11月9日・高崎城南球場)

 来年開催の第55回春季全国大会(3月26~31日・大田スタジアムほか)の支部予選が各地で行われた。群馬県支部では1回戦が行われ、前橋ボーイズ、群馬県央ボーイズなどが勝利した。

  ※  ※  ※

 前橋は長打を打てる超攻撃型2番打者の田村が勝利に貢献した。同点の2回2死から右中間二塁打で出塁し、勝ち越しのホームを踏むと4回2死走者なしからは左越え二塁打、堤の適時二塁打で生還した。

 富田恭輔監督(29)が「大会に強い選手。バットをこねる癖があるのでヘッドを返さないように修正させた」と言う田村は「状態? とても調子が良かったです。しっかり打てました」と満面の笑みで答えた。

 捕手としてもチームを盛り上げた。5回無死一、二塁のピンチで3番手として生方主将が登板。バントが小飛球になると機敏に捕球し、一塁へ送球。飛び出していた走者をアウトにし併殺で切り抜けた。「ファウルチップで焦ったけど…」とピンチの芽を摘むと、生方は7回まで打者11人を完全投球。「ストライク先行でしっかりと強いボールを投げられた」と語った。

 勝利至上主義ではない。10年先を見据えて、可能性を広げるために両打ちにも挑戦させている。先発出場の生方、鍬田、大泉がスイッチヒッターで大泉は2安打2打点と活躍した。「厳しい戦いになると思うけれど、チャンスで打ちたい」と田村。今夏の選手権予選では3年生が準優勝した。先輩に続けと前橋ナインはその気になっている。

 【前橋ボーイズ・登録メンバー】※は主将

 ▽2年生 ※生方勇成、大泉龍我、藤生斗真、田村渉、久保秋結翔、平野貴琉、大塚翔喜、水野悠生、山下琥雅、堤大偉也、吉澤怜央、鍬田洋介

 ▽1年生 山田恭佑、笹澤真太朗、福内雄大、小澤輝翔、青柳快志、安田旭希、小川世那、宮下倫太朗、田中栄児、古平悠人、持田時都、福沢真都

ジャンルで探す