【高校野球】大体大浪商が明徳義塾と100周年記念試合 明徳義塾・馬淵史郎監督「間違いなく強くなる」

創部100周年を迎えた大体大浪商と記念試合を行った明徳義塾

 創部100周年の大体大浪商が15日、富田林バファローズスタジアムで明徳義塾(高知)と100周年記念試合を行った。試合は3―1で明徳義塾が勝利した。

 春2回、夏2回の優勝を含む通算32度の甲子園出場を誇る大体大浪商。しかし現在、夏は牛島・香川のバッテリーを擁した1979年、センバツは2002年を最後に聖地から遠ざかっている。そのなか、昨秋から同校OBで三重高を14年夏の甲子園準Vに導いた中村好治監督が就任し、同秋は準々決勝で大阪桐蔭に4―5と善戦。創部100周年を迎えた今年は、夏秋ともに4回戦敗退となったが、選手らは確実に力をつけはじめている。

 「“オール浪商”という感じで、張本勲さんの年代から若い人まで、いろんなOBの方がグラウンドに来てくれたり、差し入れをくださったり、すごく周りの目も変わってきた。僕も覚悟を持ってきたので」と指揮官。40年以上の付き合いがある明徳義塾・馬淵史郎監督と野球談議も交わしたといい「僕も長いこと監督をできるわけではないけど、若い子にバトンを渡す前に『必ず(甲子園で)やろう』と約束した」と明かした。

 馬淵監督は、大体大浪商について「今は古豪と言われますけど、名門中の名門ですよね。プロの世界にきら星のごとく選手を輩出した学校ですよね」。続けて「間違いなく強くなると思いますよ。(中村監督は)手腕があるし、どこに行っても強くしている。(甲子園で対戦できたら)最高ですよね」と期待を込めた。

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