過去の自分を超えるため 巨人・岡田悠希、単独自主トレ納得いくまで「振り込みたい」50万円減でサイン

契約更改を終えて取材に応じる岡田悠希(カメラ・相川 和寛)

 巨人の岡田悠希外野手(24)が13日、背水の来季へ向けて“振り込みのオフ”を過ごすことを宣言した。昨オフは松田宣浩氏が主催する合同自主トレ「熱男塾」に参加したが、今オフは単独自主トレを予定。「とにかく振り込んで。(自主トレ先の)建物の2階でバッティングするんですけど、自分の足場が壊れて下に落ちるぐらい。『気づいたら1階におる』みたいな感じで振り込みたい」と、独特な表現で意気込みを示した。

 明確な理由を持って単独を選んだ。「1人でスイングしたり、打撃をしたりする時が『これ、いいかもしれない』というものが一番見つかりやすい。その中で作り上げられるスイングが自分は一番いい」。3年目の今季はプロ入り最少の4試合の出場にとどまり、打率1割4分3厘。来季の結果次第では「自分はどうなるか分からない」と覚悟するからこそ、「一人でやって甘えているようならクビになって終わる。自分が納得いくまでやります」と決意をにじませた。

 都内で契約更改交渉に臨み、50万減の年俸850万円でサイン。「自分の中で、やりきったなと思えるシーズンにすることが目標」。己と向き合い、過去の自分を超えていく。(小島 和之)

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