【大学野球】慶大・清原正吾、進路は未定を強調「腹に落として決めきれることができていない」「どの選択肢もあり得る」

早慶戦に勝利し、ガッツポーズを見せる清原正吾(カメラ・竹松 明季)

◆東京六大学野球秋季リーグ戦最終週第2日 ▽慶大2―1早大(10日・神宮)

 早慶戦は慶大が連勝。4番の清原正吾一塁手(4年)は大学野球の最終戦を白星で飾り、「勝てば優勝」の早大Vを阻止。試合後は大粒の涙を流して父・和博さん(57)ら家族やチームメートへの感謝を口にした。注目の進路には未定を強調し、熟考する構えだ。

 早慶戦を終えた清原は、進路について「この早稲田戦で2連勝することだけを考えて毎日過ごしてきたので、この先の進路に関しては、明日以降、ちゃんと自分と見つめ合って考えたいなと思います」と話すにとどめた。

 清原は10月24日のドラフト会議では指名なしに終わったが、その後はイースタン・リーグのオイシックスやウエスタン・リーグのくふうハヤテ、四国IL香川、四国IL徳島、BC栃木、BC神奈川、BC山梨、宮崎サンシャインズ、北九州下関フェニックスからの計9球団からオファーが届く人気ぶりだ。いずれも1年でドラフト解禁になる。

 それらのオファーに「本当にありがたく思っています」と清原。野球継続か、一般就職か。「本当にそこも含め、まだ何も自分の中で腹に落として決めきれることができていないので、どの選択肢もあり得るというか、本当に自分自身、考えて決めたいなと思います」と現状を語った。

 ◆清原 正吾(きよはら・しょうご)2002年8月23日、東京都渋谷区生まれ。22歳。慶応幼稚舎(小学校)3年から「オール麻布」で野球を始め、慶応普通部(中学)でバレーボール部、慶応高でアメフト部。慶大で野球に再チャレンジ。2年秋にリーグ戦デビュー。4年春から4番を担う。今春のリーグ戦で一塁手のベストナイン。186センチ、90キロ。右投右打。

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