大田原ボーイズ、3投手の継投で4年ぶり全国へ完封発進…春季全国大会予選

先発して4回無失点と好投した大田原・笠井遥

◆第55回日本少年野球春季全国大会・栃木県支部予選 ▽1回戦 大田原ボーイズ4―0真岡ボーイズ(11月3日・栃木県総合運動公園C球場)

 来年開催の第55回春季全国大会(3月26~31日・大田スタジアムほか)の支部予選が各地で行われた。栃木県支部では1回戦3試合が行われ、大田原ボーイズが3投手の継投で完封発進した。

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 大田原は3投手の完封リレーで白星発進した。先発の笠井遥は「球速よりコントロールを気にして投げました」と4回無失点。2番手の平も「腕をよく振れた」と2回をピシャリ。守備も、遊撃手・室井が6回に難しいゴロを連続で処理するなど好捕でもり立てた。

 最終回を任された手塚は「抑えなければと肩に力が入り」3連続四球。無死満塁のピンチを招くが郡司光人監督(26)の「後ろに仲間がいることを考えろ」との喝で奮起。力のある球を投げ込み、3人を打ち取り無失点でしのいだ。

 打線は4回に室井の四球を足がかりに1死三塁として屋代の内野ゴロで先制。5回にも無死満塁から手塚の内野ゴロと屋代の右犠飛などで3点を追加。「相手のミスを生かす攻撃ができたが、チャンスでヒットがでればもっと楽な展開になっていた」と指揮官は打線に奮起を促した。

 前島主将は「3週間前からこの試合を目指してきたので、みんな緊張してしまった」と反省する。「1つ勝てたので、これで肩の力が抜けて試合ができる」と4年ぶりの全国大会出場に意欲をみせた。

【大田原ボーイズ・登録メンバー】※は主将

 ▽2年生 ※前島晴翔、手塚劉斗、齋藤陽音、室井陽色、笠井遥斗、石川寛人、屋代爽助、坂本夢、小室柊月、和氣靖一郎、阿久津拓真、平慧悟

 ▽1年生 ゴットウイン健仁、笠井羽琉、黒田風羽、仙波大征、坂本悠一郎、高田研太、黒﨑琉惺、田村陽大、石田成道、井波満輝

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