歴史的低迷のエンゼルスが通算97勝右腕を獲得 今オフ積極補強で必死の戦力整備

 エンゼルスが、カブスからFAとなっていた通算97勝右腕のカイル・ヘンドリックス投手(34)を300万ドル(約4億6000万円)の1年契約で合意したと6日(日本時間7日)、複数の現地メディアが報じた。

 ヘンドリックスは、14年にカブスでメジャーデビュー。16年には自己最多16勝を挙げ、防御率2・13で最優秀防御率に輝くなど、今季までカブス一筋で、11年間プレーした。16~21年の6年間では4度の2ケタ勝利をつかむなど先発ローテを支えてきたが、22年以降は4、6、4勝と成績が低迷。今季は4勝12敗、防御率5・92で救援への配置転換も経験した。

 エンゼルスは、大谷の抜けた今季、球団史上ワーストとなる99敗を喫し、借金36で地区最下位。リーグ15球団の中でも、121敗を喫したホワイトソックスに次ぐ負けの多さだった。10年連続でポストシーズンに進出できていないのは、全30球団でワースト。トラウト、レンドンら好打者を擁しながら歴史的な低迷となったシーズンになった。

 オフに入ってからは戦力整備のため積極的に補強に動いているエンゼルス。19年本塁打王のソレアを、先発右腕・キャニングとのトレードでブレーブスから獲得している。

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