【広島】黒田博樹球団アドバイザーからフォークを直伝 22年ドラ1右腕「決め球として精度を高めていきたい」

黒田球団アドバイザーらが見守るブルペンで168球を投じた広島・斉藤優汰

 広島の斉藤優汰投手(20)が6日、宮崎・日南キャンプで黒田博樹球団アドバイザー(49)からフォークを直伝された。5日の侍ジャパンとの練習試合で2回30球で3安打1失点だった22年ドラ1右腕は、ブルペンで168球の熱投。「今までフォークが全然ダメだったけど、黒田さんにリリースの高さとかを教わった。決め球として精度を高めていきたい」と、3年目となる来季の飛躍のカギとして完全習得を目指す。

 黒田アドバイザーとともにブルペンで熱視線を送った新井監督は「今のは(DeNAの)牧でも振るよ」と、通算2203安打の打者目線からアドバイスも送った。「去年の秋より全ての球種に強さがあるよね」と成長を感じ取った。

 今季は故障もあり、2年目も1軍登板はかなわなかった20歳は、4日のキャンプ初日から“皆勤”で投げ込みを続ける。「今はあまり(来季を)気にせず、やれることをしっかり」と、来季はデビューを最低目標にローテ争いに食い込む。(畑中 祐司)

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