【DeNA】貯金「2」から「42」のソフトバンク倒して日本一 3位からの下克上は10年ロッテ以来14年ぶり
◆SMBC日本シリーズ2024第6戦 DeNA11―2ソフトバンク(3日・横浜)
2連敗からの3連勝で王手をかけていたDeNAが、ソフトバンクに快勝して4連勝で、1998年以来26年ぶりとなる日本一を決めた。レギュラーシーズン3位から日本一になるのは2010年のロッテ以来14年ぶり2球団目で、セ・リーグ球団では史上初の快挙となった。
レギュラーシーズンでは71勝69敗3分けで貯金はわずかに「2」。クライマックスシリーズではファーストステージで阪神を倒すと、ファイナルステージでは巨人も破って、17年以来7年ぶり4度目となる日本シリーズ進出を決めた。第1、2戦目の本拠地での2試合は、91勝49敗3分けの貯金「42」でパ・リーグを制したソフトバンクに2連敗。まさかのスタートとなったが、敵地での第3戦からは3連勝。2日は雨天中止となって2日連続で試合がなかったが、勢いが止まらず4連勝で一気に頂点をつかみ取った。
本拠地での第6戦は、2回に筒香が中堅右へ、先発右腕・有原との元メジャーリーガー対決を制してソロ本塁打。「自分のスイングをすることを心掛けて打席に入りました。チームの勢いをつける結果になり良かったです」とうなずくと、桑原も2点適時打を放ってリードを3点に広げた。シリーズ新記録となる5試合連続打点となった桑原は「もう1点、もう1点と強い気持ちを持ち、そして後ろに繋げようと打席に入りました」と気迫の一打を見せた。
4点をリードした4回に先発・大貫が柳田に2ランを浴びて2点差に迫られたが、5回にDeNA打線が再び爆発した。1死満塁から桑原の押し出し四球などで3点を奪うと、筒香が中堅フェンス直撃の3点適時二塁打。この回打者一巡11人の猛攻で5安打を集め、一挙に7点を奪ってリードを9点に広げて試合を決めた。
11/03 21:15
スポーツ報知