【DeNA】2回に早くも3点リード 筒香嘉智ソロ、桑原将志2点適時打でシリーズ新記録…勝てば26年ぶり日本一

2回、2点適時打を放った桑原将志(カメラ・上村 尚平)

◆SMBC日本シリーズ2024第6戦 DeNA―ソフトバンク(3日・横浜)

 1998年以来、26年ぶりの日本一に王手をかけたDeNAは、2回に筒香の本塁打と桑原の2点適時打で3点を先取した。

 1回表は、先発の大貫が1死から今宮に右中間への二塁打を許したが、柳田、山川の3、4番を抑えて無失点。第3戦の2回から27イニング連続無失点となって、同、1958年の西鉄(巨人戦)の26イニングを上回ってシリーズ最長記録となった。1回裏は先頭の桑原が遊撃への内野安打で出塁。続く梶原の打球はボテボテのゴロだったが、有原の一塁へ悪送球(記録は有原の失策)で、いきなり無死一、二塁のチャンスを迎えた。だが、牧が空振り三振、オースティンが三併打に倒れて先取点を奪えなかった。

 2回は先頭の近藤に安打を許したが、1死一塁から牧原大を二併打。すると2回裏先頭の筒香が、中堅右へ先取点となるソロを放った。さらに戸柱と森敬の連打で1死二、三塁のチャンスを作ると、2死二、三塁から桑原が三遊間を破る左前2点適時打で追加点を奪ってリードを3点に広げた。桑原は日本シリーズ新記録となる5戦連続打点となった。

 DeNAは、26日の第1戦で左足甲に自打球を当てて第2戦は欠場し、敵地での第3~5戦は指名打者での出場が続いていたオースティンを「4番・指名打者」で起用。今シリーズ打率1割5分4厘と調子を落とした佐野をベンチスタートとし、筒香が「5番・左翼」でスタメン入りした。

 ▽筒香(2回に先取点となるソロ本塁打)「打ったのはチェンジアップです。自分のスイングをすることを心掛けて打席に入りました。チームの勢いをつける結果になり良かったです」

 ▽桑原(2回に2点適時打でシリーズ新記録となる5戦連続打点)「もう1点、もう1点と強い気持ちを持ち、そして後ろに繋げようと打席に入りました」

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