ドジャースのベッツは3つ目チャンピオンリング「俺は両手いっぱいに欲しい」さらなる世界一宣言

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が1日(日本時間2日)、本拠地・ドジャースタジアムから程近いロサンゼルスのダウンタウンで優勝パレードに参加した。ロサンゼルス支庁の前から2階建てのバスに乗って約45分の道のりを進んだ。

 バスは全部で7台。先頭車両に乗ったロバーツ監督がワールドシリーズ(WS)の優勝トロフィーを掲げると、より大きな歓声が沸きあがった。米メディア報道によるとロサンゼルス市警察発表として集まった観衆は22万5000人という。一行はドジャースタジアムに到着すると、優勝報告会を行った。

 M・ベッツ外野手は、Rソックス時代を通じて3度目の世界一。ドジャースでは20年に次いで2度目で「俺たちはここまでに2つこれ(チャンピオンリング)を獲得した。俺たちには8年か9年残っている、かな? だから俺は少なくともあと5個か6個は取らないといけない、そうだろう? 俺たちはあと最低でも5回か6回はこれやらないと、だよな? 俺は3つ取ったよ。俺は両手いっぱいに(それを)欲しいと思っているんだ、LA!」とスピーチし大盛り上がり。「俺はファンのみんな、ひとりずつに対してありがとうって言いたい。俺のチームメートたちのために、ここに来てサポートしてくれて。それが俺にとってどれほど大きいことかわかるかい? みんな、愛しているよ」と呼びかけた。

 ドジャースは30日(同31日)にヤンキースとのWSを制し、20年以来の世界一に輝いた。4年前はコロナ禍のためパレードは開催されずに終わり、今回は1988年以来36年ぶり。ファンは待ちに待った瞬間を見るために市庁舎前や沿道に集結し、声援を送った。スタート地点にたどり着くまでの沿道にも大観衆が詰めかけ、山本由伸投手(26)も声援に応え、手を振った。

 この日はWS開幕前に63歳で亡くなったF・バレンズエラ氏の誕生日。ドジャースの英雄のお祝いとWS制覇のお祝い。市民にとっては最高の一日なった。

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