新庄監督が“遠隔操作” 日本ハムが超異例の秋季キャンプ
日本ハムが超異例の「監督不在キャンプ」で来季への進化を図る。1日に本拠・エスコンで秋季キャンプが始まったが、来季4年目となる新庄剛志監督(52)は姿を現さず。関係者によると「来季に向けてアップデート中」で、最終日の10日まで不参加の見通しとなった。
まさかのボス不在となった初日は、打撃練習と個別特守など午前練習で終了。一方で打撃、走塁、守備と各部門のコーチは選手と積極的に対話する姿が目立った。現場を指揮した林ヘッドは「監督が『してほしい』ということは、全て担当コーチに伝えている。今後も各コーチが選手と話して練習メニューを組んでいく形になる」と説明。練習後、林コーチのスマホには「これを明日やらせて」のメッセージが。送り主は監督だ。各自が主体性を出して成長することを願いつつ、“遠隔操作”しているのは指揮官だった。
守備特化型だった昨年のエスコンキャンプから一転、今季は「個々」がテーマ。栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)は「監督の意図は選手に伝わっている。たった10日間で何ができるか。自分で考えてやらないと、来年それがはっきり出る。選手にとっては逆にキツイかもね」。前例にとらわれない新庄流の改革を初日から示した。(堀内 啓太)
11/02 06:00
スポーツ報知