【ソフトバンク】土俵際から4年ぶり日本一へ 逆王手託された有原航平「とにかく、期待に応えられるように」

キャッチボールで調整する有原航平(カメラ・岩田 大補)

 日本シリーズ(S)の第6、7戦を残し最後の休養日となったソフトバンクは1日、みずほペイペイドームで投手練習を行った。第6戦で先発予定の有原航平と、第7戦の先発が予想されるモイネロの2選手が参加。約30分、ダッシュや軽めのキャッチボールで汗を流した。

 現在2勝3敗と、DeNAに日本一へ王手をかけられた状況にも有原は、「僕は僕の仕事をするだけなので。前回の事は忘れて、また1試合目だと思って全力でいきたいと思う」と淡々。雨が予想される天候に関しても「天候はコントロールできないので。(試合が)あると思ってしっかり準備します」と落ち着いた表情で話した。 今季14勝7敗で最多勝に輝いた右のエース。第1戦でも先発し、7回無失点に加えて、2回2死満塁では2点打を放ち勝利打点も記録。日本Sでは86年西武・工藤以来となる投打の活躍でチームに勢いをもたらした。第2戦も勝利したが、本拠地に戻ってからは同シリーズでチーム13年ぶりとなる3連敗。ここ3試合で16得点と波に乗る相手打線について「やはり中軸に当たりが出ている。その前に走者を置かないことが大事だと思うので、イニングの先頭打者をしっかり(アウトが)取れるように」と警戒した。

 「こういうところで投げさせてもらえるのはありがたいことなので、とにかく期待に応えられるように」。負ければ終わりの土俵際から4年ぶりの日本一へー。百戦錬磨のエース・有原でまずは逆王手をかける。

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