【ソフトバンク】71年ぶりの日本シリーズ2試合連続完封負け 本拠地3連敗でV確率20% 4年ぶりの日本一へ土俵際

3回1死一塁、柳田悠岐が一直に倒れ浮かない表情の小久保裕紀監督(右)(カメラ・中島 傑)

◆SMBC日本シリーズ2024第5戦 ソフトバンク0―7DeNA(31日・みずほペイペイドーム福岡)

 ソフトバンクがDeNAに3連敗を喫し、日本一に王手をかけられた。前身の南海、ダイエー時代も含め、先に王手をかけられた日本シリーズ(S)では2勝8敗、V確率は20%となっており、窮地に立たされた。

 勝利した方が王手となる大事な一戦に先発したのは、今季は自己最多の8勝を挙げた大関。9月中旬に左大円筋損傷で離脱し1軍復帰登板だった。初回、2回と得点圏に走者を進められながら無失点に抑える投球を披露。しかし3回2死一、二塁で7番・筒香の中前適時打で先取点を奪われ、降板した。4回には3番手・前田純が無死一、二塁から牧に3ランを浴びて4点ビハインドとなった。さらに9回も2死満塁から津森が桑原に押し出し死球をぶつけ、リリーフした木村光も梶原に2点二塁打を浴びた。

 一方打線は、相手先発・ジャクソンの前に7回3安打で沈黙。8回は伊勢、9回は中川颯とつながれ、2試合連続の完封負けとなった。

 日本Sでの本拠地3連敗は11年の対中日(第1、2、6戦目)以来13年ぶり。2試合連続完封負けは1951年、1953年(いずれも対巨人)以来、71年ぶり3度目だった。

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