【DeNA】牧秀悟が今シリーズ1号の中押し3ラン 怒濤の3連勝で日本一に王手も「油断はできない」

4回無死一、二塁、3ランを放ちナインに迎えられた牧秀悟(カメラ・上村 尚平)

◆SMBC日本シリーズ2024第5戦 ソフトバンク0―7DeNA(31日・みずほペイペイドーム福岡)

 DeNAの牧秀悟内野手が「3番・二塁」で先発出場。1点リードの4回無死一、二塁で今シリーズ1号の中押し3ランを放った。

 主将の一振りが流れを完全に呼び寄せた。前田の投じた141キロ直球を完璧に仕留め、青く染まった左翼スタンドへ一直線にたたき込んだ。大きく両拳を握り雄たけびを上げ「いい形で打てましたし、その前にクワさん(桑原)とカジ(梶原)がチャンスをつくってくれたので、思い切っていくことができた」。試合前までは打率1割1分8厘と低迷していたが、本来の力を発揮し「打てたことにホッとしている。なかなかヒットも打てなかったので、こういう形でチームに貢献できてよかった」と胸をなで下ろした。

 敵地で3連勝し、3勝2敗で王手をかけた。本拠地・横浜スタジアムに戻ることとなるが「本当に油断はできない。相手も敵地に来て勢いを出してくると思うので、自分たちができている野球をそのままできれば」と気を引き締めた。三浦大輔監督も「毎試合、毎試合、出し切る。やってきたことを変えずにまた明後日の試合に臨めるように準備していくだけ」と冷静に話した。98年以来、26年ぶりの日本一へ、一気に駆け上がる。

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