【西武】秋季キャンプ初日 “新型マシン”で実戦重視の西口流練習

秋季キャンプ初日、訓示する西口新監督(カメラ・大中彩未)

 西武の秋季キャンプが30日、宮崎・南郷と所沢のカーミニークで始まった。

 南郷組のウォーミングアップ前の円陣では仁志敏久野手チーフ兼打撃コーチがあいさつした後、西口文也新監督が「全員が、やっぱり来季1軍の座、レギュラーの座を狙ってやっていってほしい」と訓示。

午前は投手と野手の練習を交互に視察しチームの現状把握に努めた。

 「実戦を想定した練習を」と意気込んだ通り、午後から野手陣は通称“新型マシン”と呼ばれる体感160キロ近い直球とスライダー、チェンジアップを投げ分ける機械を投手役として、捕手が打者の後ろからサインを送る形で3イニング交代の紅白戦を実施。新指揮官はバックネット裏からナインの様子を見守り、「みんなしっかり動けてるなっていう印象はあるので。しっかり準備してきてくれてた」と充実の表情を浮かべた。就任会見で「守り勝つ野球」を掲げた指揮官の意図もあり、「普段のノックじゃない生きた打球を受けられる。やっぱり実戦経験は大事だと思う」と球速や回転数を変えほぼ毎日行う予定だ。実りの秋とするべく、新生西武が動き出した。

 キャンプは11月18日まで行われる。

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