ヤンキースのブーン監督、歯をむき出しで悔しがる…グランドスラムで逆転サヨナラ負け

◆米大リーグ ワールドシリーズ第1戦 ドジャース6×―3ヤンキース=延長10回=(25日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ヤンキースドジャースに痛恨の逆転サヨナラ負けを喫し、黒星発進となった。

 延長10回にチザムの二盗、三盗などで1点を勝ち越し。だが10回2死満塁から6番手のコルテスがフリーマンに逆転サヨナラ満塁弾を被弾した。ロッカールームにナインが下がる中、ブーン監督は歯をむき出しにして悔しがりながら、ベースを一周するフリーマンの姿を見つめた。

 ベッツを敬遠し、左腕コルテスのままフリーマンとの対決を決断したことについてブーン監督は「左対左のマッチアップを考えた。特に長く悩むことはなかった」と話した。変則左腕コルテスは大谷の打順から投入。「大谷との対戦に理想的な相手がいるかどうかは別として、ネストル(コルテス)ならチャンスがあると思った」。大谷は左邪飛にしとめたが、その後の采配が裏目に出た。

 昨季サイ・ヤング賞のエース右腕G・コールを先発させ、7回途中まで4安打1失点4奪三振。大谷翔平に対しては中飛、空振り三振、遊ゴロの3打数0安打に抑えた。「コールは非常に良い投球をしたと思う。速球主体で立ち上がり、試合が進むにつれて変化球を混ぜはじめた」

 スタントンはア・リーグ優勝決定シリーズの第2戦からポストシーズン4戦連発となる2ラン。3番の主砲ジャッジは1安打こそ放ったものの、5打数1安打3三振と物足りない結果。4番スタントンとの打順変更の可能性を問われた同監督は「ない」と否定した。

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