ワールドシリーズ初戦サヨナラ勝ちは吉兆…過去9度で8チームが世界一

◆米大リーグ ワールドシリーズ第1戦 ドジャース6×―3ヤンキース=延長10回=(25日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が25日(日本時間26日)、ワールドシリーズ第1戦の本拠地・ヤンキース戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、5打数1安打で、チームは延長10回に劇的なサヨナラ勝ちで、第1戦を制した。1点を追う延長10回2死満塁でフリーマンが右翼席へ逆転のサヨナラ満塁本塁打を放った。

 フリーマンの一打は、ワールドシリーズ第1戦で10度目のサヨナラ打。過去9チームのうち、8チームがシリーズを制しており、吉兆といえる。またワイルドカード制度導入後の1994年以来、満塁弾はポストシーズン62発目。今回は前打者ベッツの敬遠後に生まれており、敬遠→グランドスラムは史上9度目という。スポーツ記録を扱うイライアスが明らかにした。

 ワールドシリーズでの逆転サヨナラ本塁打は史上3度目。93年のブルージェイズのJ・カーター以来、31年ぶり。史上初の逆転サヨナラ本塁打は1988年、ドジャースのK・ギブソンの代打逆転2ラン。足を痛めていた主砲ギブソンが代打で登場しての一振り。足を引きずりながら、ガッツポーズを繰り返し、ダイヤモンドを一周する、伝説的な一発。2死からの逆転サヨナラ弾はこの2発だけで、ドジャースタジアムで、“伝説”に次ぐ逆転サヨナラ弾が生まれた。

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