大谷翔平がWSで対戦のジャッジへ「特別な事」「1ファンとして感謝したい」 本塁打王対決に大注目

WS開幕前日の会見に臨んだドジャース・大谷翔平投手(カメラ・中村 晃大)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が、ヤンキースとのワールドシリーズ第1戦を翌日に控えた24日(日本時間25日)、ドジャースタジアム内で取材に応じた。

 日米の多くのメディアに囲まれた大谷。今シリーズは、ニューヨークのヤンキース、ロサンゼルスのドジャースという人気球団対決であるだけでなく、ヤンキースのジャッジ、ドジャースの大谷という今季の本塁打王対決にも大きな注目が集まっている。この日取材に応じたジャッジ、大谷はともに互いをたたえ合った。

 大谷はジャッジから絶賛されたことについて「ただただうれしいですし、僕自身は彼もベストな選手だと思う。もちろんうち(ドジャース)のムーキー(ベッツ)、フレディー(フリーマン)と同じように球界のトップの選手だと思うので、そういう選手からそういう風に言ってもらえるのは特別な事だと思います」と感謝の言葉を並べた。

 ジャッジの存在について問われると「僕が言わなくても素晴らしい選手だというのはみなさん分かると思いますし、そういう歴代でもトップに入るような選手がこの時代にヤンキースという球団でプレーしているというのは、野球選手、野球ファンの人からしたらそれだけで特別な事じゃないかなと思うので、野球をプレーしてもらっているということにまず1ファンとして感謝したいですし、時代を代表する選手と一緒にフィールドでプレーできることに感謝したいと思います」と話した。

 今季、大谷は54本塁打、130打点でナ・リーグの2冠王に輝き、リーグ2位の打率3割1分、59盗塁をマーク。MLB史上6人目となる「40―40」(40本塁打&40盗塁)を達成しただけでなく、「54―59」まで数字を伸ばして、前代未聞「50―50」をも史上初めてクリアした。ジャッジも58本塁打、144打点でア・リーグ2冠王に輝き、打率3割2分2厘、10盗塁もマークした。

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