大谷翔平が初WSへ気合十分「最高の終わり方が出来れば」「なるべく冷静に」「勝つことをイメージ」

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が、ヤンキースとのワールドシリーズ第1戦を翌日に控えた24日(日本時間25日)、ドジャースタジアム内で取材に応じた。

 日米の多くのメディアに囲まれた大谷は自身初のワールドシリーズへ「いよいよ始まるなという感じ。興奮しているところです。毎年、毎年ワールドシリーズは盛り上がっていますし、今までは逆に見る側だったので、楽しみにしていまして悔しい思いをしていた。今年は自分がプレーできる喜びをフィールドで出せたらいいなと思います」と思いを口にした。

 今シリーズはヤンキースとのニューヨーク、ロサンゼルスという大都市に本拠地を置く人気球団対決。大谷VSジャッジの本塁打王対決にも大きな注目が集まっているが「特別な試合だとはもちろん思いますし、僕自身は初めてなので、なるべく冷静に自分のプレーをできるようにしたいなと思います。僕自身が初めてなので、そこでどれだけ冷静に自分プレーができるかがちょっと分からないところではあるんですけど、ファンの人たちの歓声や熱気をまずはすごく楽しみにして、それを力に変えて頑張りたいと思います」と感慨深そうに気合を入れた。

 メジャー7年目で、ドジャース加入1年目。ドジャースとは10年総額7億ドル(約1022億円=契約発表時のレート)の大型契約を結び、いきなり54本塁打、130打点の2冠王に輝くなど結果を出してチームの4年ぶりのワールドシリーズ進出にも貢献し「もちろんそれを目標にはしていましたし、1年目からということはあまり考えずに1試合、1試合、シーズン中からそうでしたけど、ここを目指して、ここで勝つことをイメージして頑張ってはいました」と振り返った。

 頂点までは残り4勝。「プレーしている全員がそこを目指して頑張っていると思うので、1年の集大成として自分自身の野球人生の中の1つとしても、大きいかなと思います。独特な雰囲気の中でどれだけ冷静に自分の打席を送れるかという所。それがどういうシチュエーションであれ、シーズンと変わらないようにするのはなかなか難しいと思うので、そこが一番難しいのかなと思います。集大成としてこのシリーズを勝って、最高の終わり方が出来ればと思います」と意気込んだ。

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