【ドラフト】環太平洋大・徳山一翔投手 楽天から2位指名受け、早川に弟子入り志願

楽天から2位指名を受けた環太平洋大・徳山

◆2024年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(24日)

 最速153キロの本格派左腕。一塁手兼投手を務めた鳴門渦潮(徳島)を経て、環太平洋大で開花した。2年秋の明治神宮大会1回戦・国際武道大戦で7回ノーヒット投球を披露。一躍、注目選手に成り上がった。楽天のエース左腕・早川は憧れでフォームも参考にしている。「あんなボールを投げてみたい」。電光石火の弟子入り志願だ。「まずはプロ1勝を」と控えめにルーキーイヤーを見据えたが、色紙には目標を「新人王」。早川も取れなかったタイトルに“上方修正”した。

 プロ野球ドラフト会議が24日、都内で行われ、楽天から2位指名を受けた環太平洋大・徳山一翔投手(22)が、宗山に対抗心を燃やした。同1位の宗山に「注目されていてすごい選手」と尊敬のまなざしを向けながらも「負けないように」と言葉に力を込めた。

 東北地方は人生で未訪問。父・剛さん(54)が漁師で、趣味が釣りの徳山は「(東北の)イメージは…マグロ(笑い)」と、必死に絞り出した。決してエリートではない野球人生。プロの世界で“出世魚”になる。(直川 響)

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