日本ハムのドラフト１位は大谷翔平に憧れる二刀流　プロでは投手？野手？新庄監督の考え

◆２０２４年　プロ野球ドラフト会議　ｓｕｐｐｏｒｔｅｄ　ｂｙ　リポビタンＤ（２４日）

　日本ハムから１位指名を受けた福岡大大濠・柴田獅子（れお）投手（１８）は、迷わず憧れの存在を明かした。「大谷選手です」。１８７センチ、８７キロとスケールの大きい投打二刀流右腕。福岡市内で取材に応じ、「大谷選手が活躍されていたファイターズに入れる。自分もそういう存在に近づけたら」と大志を抱いた。

　大谷を二刀流で育て上げた栗山ＣＢＯが「新しいスターをつくらなきゃ」と、ほれ込む逸材。矢沢ら、球団には今も二刀流に挑戦しやすい土壌があり、柴田は「（投打）どちらも自信がある」と腕まくり。「とてもユーモア」と表現した新庄監督からは「将来性がめちゃくちゃある」と太鼓判を押された。

　一方、指揮官は二刀流での起用を早々とは明言せず、「印象に残ったのはスイング。僕、見る目あるんで。（投打）どっちがいいかは相談しながら決めていく」と含みを持たせた。球団リリースには「スターへと駆け上がる天性の才能を秘めている。ドジャース大谷選手と姿を重ね合わせてしまう魅惑の逸材」の文字。偉大な背中を、同じ北の大地から追いかける。