巨人・岡本和真がラストバッターに「また来年頑張りたい」主将としてリーグ優勝へけん引も最後の最後で悔しさ

9回2死、一発出れば同点も中飛に倒れた岡本和真(カメラ・中島 傑)

◆2024 JERA クライマックスシリーズ セ・ファイナルステージ第6戦 巨人2―3DeNA(21日・東京ドーム)

 ぼう然とうなだれるしかなかった。1点を追う9回2死。岡本和は中飛に倒れて最後の打者になった。勝つか引き分けで、CS突破の大一番で惜敗。日本一への挑戦が終わった。歓喜のDeNAナインをベンチから見つめた主将は「悔しいです。また来年頑張りたい」と敗戦を受け止め、言葉を絞り出した。

 厳しいマークにあった。初回2死二塁で申告敬遠されると、同点の7回2死三塁でも申告敬遠。計6四球と簡単には勝負してもらえなかった。最終S6試合で18打数4安打、打率2割2分2厘、1本塁打、2打点。「勝ちきれなかったので悔しい」と、責任感が強い男は唇をかんだ。

 今季は4番として、主将としてリーグ優勝に導いた1年。一方で最後の最後に悔しさを味わった。「まずは(リーグ)連覇を目指して、その次に日本一になれるように頑張りたい。しっかりと練習して、練習したい」。苦い経験を次への一歩とする。(宮内 孝太)

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