【オリックス】岸田新監督が2学年後輩の右腕に、守護神奪還を指令「また投手陣を引っ張ってもらえるように」

オリックス・平野佳

 オリックス・岸田護新監督(43)が21日、平野佳寿投手(40)に守護神奪還を指令した。2学年後輩で現役時代から親交が深く、選手の中では最も距離の近い弟分的存在。今季12試合で7セーブにとどまったことを踏まえ「うまく調整して、また、投手陣を引っ張ってもらえるようになってくれれば」と望んだ。

 新指揮官にとって期待する一人だ。「だいぶ年も取っちゃったので、体も万全じゃないことが多いでしょうから」とチーム最年長投手を気遣い、戻るべき場所は9回だと強調。「刺激になるし、そうなってくれたら」と来季も残留するマチャドやペルドモらとのハイレベルな競争を理想とした。

 大阪・舞洲での秋季練習を免除されている平野も自主トレを継続中。右肘の張りや下半身の不調も回復し「岸田さんを胴上げしたい気持ちが強いし、力になりたい」と意気込みは相当だ。かつての定番が「平野佳―岸田」の必勝リレー。立場が変わっても、それぞれ粉骨する。(長田 亨)

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