【阪神】コーチでも登録名は「俊介」新野手コーチ「僕はレギュラーが少なかった。そういう部分でも助言を」

嶌村球団本部長(左)から激励される藤川俊介コーチ(カメラ・谷口 健二)

 阪神は21日、来季の監督・コーチの陣容を発表し、2軍の野手コーチに就任したOBの藤川俊介氏が兵庫・西宮市内で会見した。現役時代は先輩に藤川球児監督がいたこともあり、「俊介」の登録名でファンに親しまれてきたが、指導者になっても、そのまま。「俊介コーチと呼んだらいいか」という最初の質問に「そうですね、よろしくお願いします」と応じた。

 21年に現役を引退し、翌年からタイガースアカデミーで少年少女を指導。「ただ教えるだけでなく、分かりやすく教える」ことの大切さを学んだという。プロでも同じで「上から言うのではなく、選手の目線に立って。僕も選手から学びながら、切磋琢磨していきたい」と誓った。選手としてはスタメンだけでなく、途中出場の経験も豊富。「僕はレギュラーという時が少なかった。途中からの守備、打つ方も、バントだったり小技も経験してきた。そういう部分でもアドバイスができれば。プロ野球の世界はいいこともあれば、きついことつらいこともたくさんあるけど、最後は笑えたら最高。きついときに諦めるのでなく、歯を食いしばって最後に笑えるようになってもらいたい」と語った。

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