「これ以上素晴らしいシーズンは…」ロバーツ監督が大谷翔平を絶賛…ワールドシリーズ進出王手

試合前会見に臨んだドジャースのロバーツ監督(カメラ・村山 みち通信員)

◆米大リーグ ナ・リーグ優勝決定シリーズ第5戦 メッツ―ドジャース(18日、米ニューヨーク州ニューヨーク=シティフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が18日(日本時間19日)、3勝1敗で突破に王手をかけたリーグ優勝決定シリーズ第5戦、敵地・メッツ戦のスタメンに「1番・指名打者」で名を連ねた。勝てばワールドシリーズ(WS)進出が決まる大一番で、日本人選手では初のポストシーズン(PS)3試合連続本塁打の期待がかかる。

 大谷はメジャー7年目にして初めてたどり着いたPSで、ここまで9試合に出場して3本塁打を放つなど、チームの躍進に大きく貢献。レギュラーシーズンでもメジャー史上初の「50―50」(50本塁打&50盗塁)や日本人初のトリプルスリー(3割、30本塁打、30盗塁)をマークするなど、54本塁打と130打点で2冠王に輝き、59盗塁と打率3割1分もリーグ2位と、打者に専念したシーズンで圧巻の成績を残した。

 10年総額7億ドル(約1022億円=契約発表時のレート)で今季からドジャースに加入。1年目からの大車輪の働きに試合前の会見でロバーツ監督は「これが翔平にとっての100%の結果だと思う。フィールドでもクラブハウスでも。ビジネスの面で彼が試合以外で何をしているか私には想像もできないが、野球においては、これ以上素晴らしいシーズンは想像することもできない。それでいて、彼は非常に素晴らしい人間で素晴らしいチームメートだ」とたたえていた。

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