【日本ハム】「大事な試合になる」中4日の加藤貴之がまさかの2回途中、28球でKO

2回途中で降板する先発・加藤貴之(右) (カメラ・豊田 秀一)

◆2024 パーソル クライマックスシリーズ パ・ファイナルステージ 第2戦 ソフトバンク―日本ハム(17日・みずほペイペイドーム福岡)

 日本ハム・加藤貴之投手(32)が2回途中でKOされた。シーズンで4戦3敗、カード別ワースト防御率4・79と打ち込まれたソフトバンク打線につかまった。

 まずは初回。1点の援護をもらった直後の守りで、2死二塁から4番・山川に外角低めのチェンジアップを左前に運ばれた。すぐさま同点に追いつかれると、続く5番・近藤への初球、甘く入った内角直球を完璧に仕留められ、右翼席に勝ち越し2ランを運ばれた。

 打線が1点を返し、2―3で迎えた2回は先頭の正木に二塁打。送りバントで1死三塁となり、周東に右犠飛を許した。ここで新庄剛志監督が継投を決断。わずか28球での降板となった。

 7回途中2失点(71球)だった12日のCS第1S・ロッテ戦以来、中4日での先発マウンド。16日の最終S第1戦はエースの伊藤大海投手で星を落としていただけに「大事な試合になる。やるだけなので、初回から全力で投げたい。今年はホークス戦で打たれているが、レギュラーシーズンとは違う気持ちでチームが勝てるようにしっかりと腕を振っていきたい」と意気込んでいた。

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