ソフト・川瀬晃が2番浮上 伊藤大海にチームトップ.368 近藤スタメン可否試合当日に判断 ベンチなら柳田DH

守備練習を行う川瀬晃(カメラ・義村 治子)

 ソフトバンク・川瀬晃内野手(27)が、対伊藤の秘密兵器としてCS最終S初戦にスタメン出場する可能性が15日、浮上した。日本ハムのエースとの対戦打率はチームトップの3割6分8厘で、安打数は11球団最多の7。今季の出場105試合のうち先発出場は25試合に過ぎないが、伊藤と対戦した全6試合はスタメンだった。「伊藤大海選手に対しては、自信を持っていけている」。大舞台でも「2番・二塁」で首脳陣の信頼に応え、先勝の原動力になると誓った。

 チームは今季、伊藤にリーグ最多の4勝(1敗)を献上。特に、みずほペイペイで3試合2勝0敗、防御率1・57と無双を許した。日本ハムも終盤に7連敗を喫するなど、リーグで唯一勝ち越すことができなかった(12勝12敗1分け)相手だ。落とせない第1戦へ向け、小久保監督も「(先手必勝が)理想は理想」と川瀬の貢献に期待した。

 9月16日のオリックス戦で右足首を捻挫した近藤については、スタメン出場の可否を試合当日に判断する見込み。仮にベンチとなった場合は柳田がDHで、正木が右翼に回り、柳町が左翼に入る。いずれにしても周東、川瀬の上位でかき回して屈強なクリーンアップへとつなぎ、最多勝&最高勝率の2冠投手を攻略する。(田中 昌宏)

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